[本]あなたは何も欠けていない。だから好きに生きよう!(『100%の幸せ』大木ゆきの)

大木ゆきのさんという方を知ったのは今年に入ってからです。今では何がきっかけだったかわかりませんが、ブログを見つけて夢中になって読みました。眠る前と目覚めた瞬間に「私はありのままで完全です」と胸に手を当てて唱える、という彼女のメソッドをしばらく繰り返していました。シンプルですが心が安らぐ素晴らしい方法です。

今回ご紹介するのは、『100%の幸せ』です。ゆきのさんの本はほかに3冊読んだことがありますのでそちらも追々ご紹介したいと思います。内容的には既に読んだ直近の三冊と変わりません。最近のほうがよりメッセージが深まった、というようなことはありません。むしろ初めから明確だったんだ、核たるものは何も変わらないんだ、と思った次第です。そしてこの本こそむき出し。溢れ出るものを溢れ出るままに書いていて、そこが少し新鮮なくらいです。

ビジネス書などであれば著者も徐々に成長して、ということが当たり前でしょうし、同じことばかり書いてると、進歩がないとか水増しとか一冊で充分、というようなことをAmazon書かれたりします。でもスピ本にとっては、同じことを繰り返しているというのはほっこりするポイントです。本質は何も変わらないし、成長もしません。それでも新刊が出るのは、新鮮な言葉が収録されていて、生まれたての、生きている言葉に触れられる楽しさがあります。(水増しとか不要とか言われてしまうのは、楽しさが感じられなかったりするせいかもしれませんね。)

ほとんど同じことを繰り返し語ることが、心の扉を開くには大切なポイントです。スピ本の多くがシリーズ化していたり、何冊か続けて出る傾向にあるのはビジネスという側面を強調して見ることもできますが、私はある程度の繰り返しと量に意味があるような気がします。作者も読者も求めているのではないでしょうか。

この本が大きゆきのさんの最初の作品であるなら、確かに、ぎゅぎゅぎゅっと彼女の思想のエッセンスが詰まっていると思いますし、書き方も、まさに「宇宙におまかせ」で、言葉が思考によってではなくフローとして書かれていることが実感できます。そしてそれが読み手を癒やしてくれます。

彼女のメッセージは、「あなたは完全なんだから、どうしたらいいかなんて考えずに、とことん好きなことをやればいいんだよ。そしたら宇宙が全部与えてくれるよ」ということ。本当にそうなんだよ、と繰り返し教えてくれているような温かさがあります。

自分を不完全だと見る前提があるからこそ、人は現状を変える方法を求めます。自分が完全なら、ただ存在しているだけ充分です。なんなら好きなことやろうか、という感じです。好きなことをやるにも出発点が全く違うのです。自分を完全だと知っていれば、好きなことをするのは楽しいだけでしょう。でも自分を不完全だと思っていると好きなことを楽しめません。

だからまずは自分を「頭ごなしに信頼する」必要があるのです。そしてそれさえできれば、すべてがオセロをひっくり返すように変わっていきます。宇宙におまかせ人生の始まりです。

 

以下、大木ゆきの『100%の幸せ』より引用

何かができていない自分を、けなしたり、責めたり、なじったり……。 あなたは、何かいけないことをしたのかな? そのときは、それが精一杯だっただけなんじゃないの? あなたは何かができない自分を、ずっと罰していませんでしたか? もういいんですよ。 許してあげて。 あなたはダメだったんじゃない。 必死に生きてきただけ。 どこもおかしくなかったんですよ。

でも実は全く別なルートがある。 それは、これはこれで完全なんだって、頭ごなしに信頼する道です。 そこに根拠も理由も何もいらない。 だってそうなんだもんでいい。

感情はエネルギー。 「つらい」「苦しい」「悲しい」も、 「怒り」「ねたみ」「憎しみ」も、 「うれしい」「楽しい」「幸せ」も、おんなじエネルギー。 ひとつの感情だけ感じなくさせることはできない。

本当の幸せには理由がない。 ただ幸せ

あなたは人をどうにかしようとしなくても生きてていい。 本当は存在しているだけでかなりすごいことなんですよ。 だから、今これやってて楽しいなってことを、馬鹿みたいにやるだけでいい。

「これをやってどうなる」ってことに囚われなくなるって、本当にすごいことなんですよ。 どうなろうと宇宙にお任せしますって決意できると、先の保証に囚われなくなる。 それはとてつもない自由なんです

そもそも全部あるんだから、別にもういいじゃないって気楽になって、求めようともしなくなり、期待もしなくなり、生きることが最高の遊びのような境地になるとき、頼んでもいないのに向こうからやって来る。そうなったらね、やってても、なんか面白いだけ。

宇宙を、己を、有限のものと思っているところに、何かを握りしめる発端があることがわかりますか?

無限こそが本質なのだと腑に落ちていれば、もう何も守る必要もない。 もう受け取ろうとすることさえいらない。 降り注がれるものを浴びるだけでいい。 浴びようという意志もいらない。 ただ「そうなんだ」。それだけ(笑)。 軽いですね自由ですね。 楽しいですね。 好きに生きるだけですね。

徹底的に好きに生きれば生きるほど、 不思議なことに人生って開けます。

残念ながら保証なんてないんです。 丸腰じゃないとダメです。 保証をかなぐり捨てるっていうことが飛び込むっていうことなんです。 どうなるかわかんないけど、そっちの方が面白そうだから、ええいもう、どうにでもしてくれ、後ろから蹴飛ばすなりなんなり好きにしてくれ、って思った瞬間、背中に羽が生える。

だからね、あなたもメーター振り切るほど、好きに生きていいんですよ。

「うまくいく方法」。 そんなもん、本当はないんだけど、あると言えばある。 それは空(カラ)になること。 求めるのを全部やめること。 未来に期待するのをやめること。 方法さえつかめばうまくいくんだというのを脇に置くこと。 天よ、どうにでもしてくれって開け放つこと。 一番認めたくないことを、さっさと認めてしまうこと。今やっていることを無心にやること。 目の前のものをただ見つめること。 キューっと苦しい感じがしてきたら、そのままキューっとしておくこと。 湧き上がる感情は、湧き上がらせること。 眠くなったら寝て、食べたくなったら食べて、話したくなったら話す。 「これしたい」とピカッときたことをやる。 そういうのをやり続ける。 なんか特別なことをしなきゃいけないわけじゃなくて、ただ自然のままであるだけでいいってこと。

私は笑っちゃうような全く別な、豊かさを受け取る極意を知っています。 それは貧乏を楽しむっていうことです。貧乏までも楽しめるというのは、究極の豊かさだからです。 こういう人は、 どういう状況をも豊かさに変える錬金術師なんです。

問えば問うほど、答は遠のく。 知ろうとすることをやめて、知らないまま、放り出せ。 知ろうとしないとき、たった一つの答がおのずとそこに顕われる。

あなたはもっとこうなっていないとダメだって思って、何かを欲しいと思ってきた。 それで欠けている部分が埋まると思ってきた。 でも、本当はどこもおかしくないし、何も欠けていなかったんだっていう真実に触れると、 「あれっ?なんでそんなに欲しいって思ってたんだろう?」とちょっと違和感を感じ始める。 「私の本当の望みってそんなんじゃない」 そうなのよ。何を齷齪して来たんだろうって、拍子抜けしてしまう。 どうせ大丈夫に決まってるじゃん!みたいな根拠のない自信のようなものが湧いて来る。 そして毎瞬を、宇宙に導かれるまま、生きはじめる。 すると、もう何かを何としても欲しいとは思わなくなったのに、宇宙がいろいろなものをどんどん与えてくれるようになる。

世の中には、欲しいものを手に入れる情報が溢れています。でもさ、その方法ってやつを、やめてしまうことが、ある意味一番早く満たされる道なんです。

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