月別アーカイブ: 2016年9月

[本]あなたは何も欠けていない。だから好きに生きよう!(『100%の幸せ』大木ゆきの)

大木ゆきのさんという方を知ったのは今年に入ってからです。今では何がきっかけだったかわかりませんが、ブログを見つけて夢中になって読みました。眠る前と目覚めた瞬間に「私はありのままで完全です」と胸に手を当てて唱える、という彼女のメソッドをしばらく繰り返していました。シンプルですが心が安らぐ素晴らしい方法です。

今回ご紹介するのは、『100%の幸せ』です。ゆきのさんの本はほかに3冊読んだことがありますのでそちらも追々ご紹介したいと思います。内容的には既に読んだ直近の三冊と変わりません。最近のほうがよりメッセージが深まった、というようなことはありません。むしろ初めから明確だったんだ、核たるものは何も変わらないんだ、と思った次第です。そしてこの本こそむき出し。溢れ出るものを溢れ出るままに書いていて、そこが少し新鮮なくらいです。

ビジネス書などであれば著者も徐々に成長して、ということが当たり前でしょうし、同じことばかり書いてると、進歩がないとか水増しとか一冊で充分、というようなことをAmazon書かれたりします。でもスピ本にとっては、同じことを繰り返しているというのはほっこりするポイントです。本質は何も変わらないし、成長もしません。それでも新刊が出るのは、新鮮な言葉が収録されていて、生まれたての、生きている言葉に触れられる楽しさがあります。(水増しとか不要とか言われてしまうのは、楽しさが感じられなかったりするせいかもしれませんね。)

ほとんど同じことを繰り返し語ることが、心の扉を開くには大切なポイントです。スピ本の多くがシリーズ化していたり、何冊か続けて出る傾向にあるのはビジネスという側面を強調して見ることもできますが、私はある程度の繰り返しと量に意味があるような気がします。作者も読者も求めているのではないでしょうか。

この本が大きゆきのさんの最初の作品であるなら、確かに、ぎゅぎゅぎゅっと彼女の思想のエッセンスが詰まっていると思いますし、書き方も、まさに「宇宙におまかせ」で、言葉が思考によってではなくフローとして書かれていることが実感できます。そしてそれが読み手を癒やしてくれます。

彼女のメッセージは、「あなたは完全なんだから、どうしたらいいかなんて考えずに、とことん好きなことをやればいいんだよ。そしたら宇宙が全部与えてくれるよ」ということ。本当にそうなんだよ、と繰り返し教えてくれているような温かさがあります。

自分を不完全だと見る前提があるからこそ、人は現状を変える方法を求めます。自分が完全なら、ただ存在しているだけ充分です。なんなら好きなことやろうか、という感じです。好きなことをやるにも出発点が全く違うのです。自分を完全だと知っていれば、好きなことをするのは楽しいだけでしょう。でも自分を不完全だと思っていると好きなことを楽しめません。

だからまずは自分を「頭ごなしに信頼する」必要があるのです。そしてそれさえできれば、すべてがオセロをひっくり返すように変わっていきます。宇宙におまかせ人生の始まりです。

 

以下、大木ゆきの『100%の幸せ』より引用

何かができていない自分を、けなしたり、責めたり、なじったり……。 あなたは、何かいけないことをしたのかな? そのときは、それが精一杯だっただけなんじゃないの? あなたは何かができない自分を、ずっと罰していませんでしたか? もういいんですよ。 許してあげて。 あなたはダメだったんじゃない。 必死に生きてきただけ。 どこもおかしくなかったんですよ。

でも実は全く別なルートがある。 それは、これはこれで完全なんだって、頭ごなしに信頼する道です。 そこに根拠も理由も何もいらない。 だってそうなんだもんでいい。

感情はエネルギー。 「つらい」「苦しい」「悲しい」も、 「怒り」「ねたみ」「憎しみ」も、 「うれしい」「楽しい」「幸せ」も、おんなじエネルギー。 ひとつの感情だけ感じなくさせることはできない。

本当の幸せには理由がない。 ただ幸せ

あなたは人をどうにかしようとしなくても生きてていい。 本当は存在しているだけでかなりすごいことなんですよ。 だから、今これやってて楽しいなってことを、馬鹿みたいにやるだけでいい。

「これをやってどうなる」ってことに囚われなくなるって、本当にすごいことなんですよ。 どうなろうと宇宙にお任せしますって決意できると、先の保証に囚われなくなる。 それはとてつもない自由なんです

そもそも全部あるんだから、別にもういいじゃないって気楽になって、求めようともしなくなり、期待もしなくなり、生きることが最高の遊びのような境地になるとき、頼んでもいないのに向こうからやって来る。そうなったらね、やってても、なんか面白いだけ。

宇宙を、己を、有限のものと思っているところに、何かを握りしめる発端があることがわかりますか?

無限こそが本質なのだと腑に落ちていれば、もう何も守る必要もない。 もう受け取ろうとすることさえいらない。 降り注がれるものを浴びるだけでいい。 浴びようという意志もいらない。 ただ「そうなんだ」。それだけ(笑)。 軽いですね自由ですね。 楽しいですね。 好きに生きるだけですね。

徹底的に好きに生きれば生きるほど、 不思議なことに人生って開けます。

残念ながら保証なんてないんです。 丸腰じゃないとダメです。 保証をかなぐり捨てるっていうことが飛び込むっていうことなんです。 どうなるかわかんないけど、そっちの方が面白そうだから、ええいもう、どうにでもしてくれ、後ろから蹴飛ばすなりなんなり好きにしてくれ、って思った瞬間、背中に羽が生える。

だからね、あなたもメーター振り切るほど、好きに生きていいんですよ。

「うまくいく方法」。 そんなもん、本当はないんだけど、あると言えばある。 それは空(カラ)になること。 求めるのを全部やめること。 未来に期待するのをやめること。 方法さえつかめばうまくいくんだというのを脇に置くこと。 天よ、どうにでもしてくれって開け放つこと。 一番認めたくないことを、さっさと認めてしまうこと。今やっていることを無心にやること。 目の前のものをただ見つめること。 キューっと苦しい感じがしてきたら、そのままキューっとしておくこと。 湧き上がる感情は、湧き上がらせること。 眠くなったら寝て、食べたくなったら食べて、話したくなったら話す。 「これしたい」とピカッときたことをやる。 そういうのをやり続ける。 なんか特別なことをしなきゃいけないわけじゃなくて、ただ自然のままであるだけでいいってこと。

私は笑っちゃうような全く別な、豊かさを受け取る極意を知っています。 それは貧乏を楽しむっていうことです。貧乏までも楽しめるというのは、究極の豊かさだからです。 こういう人は、 どういう状況をも豊かさに変える錬金術師なんです。

問えば問うほど、答は遠のく。 知ろうとすることをやめて、知らないまま、放り出せ。 知ろうとしないとき、たった一つの答がおのずとそこに顕われる。

あなたはもっとこうなっていないとダメだって思って、何かを欲しいと思ってきた。 それで欠けている部分が埋まると思ってきた。 でも、本当はどこもおかしくないし、何も欠けていなかったんだっていう真実に触れると、 「あれっ?なんでそんなに欲しいって思ってたんだろう?」とちょっと違和感を感じ始める。 「私の本当の望みってそんなんじゃない」 そうなのよ。何を齷齪して来たんだろうって、拍子抜けしてしまう。 どうせ大丈夫に決まってるじゃん!みたいな根拠のない自信のようなものが湧いて来る。 そして毎瞬を、宇宙に導かれるまま、生きはじめる。 すると、もう何かを何としても欲しいとは思わなくなったのに、宇宙がいろいろなものをどんどん与えてくれるようになる。

世の中には、欲しいものを手に入れる情報が溢れています。でもさ、その方法ってやつを、やめてしまうことが、ある意味一番早く満たされる道なんです。

[本]この国の息苦しさを暴いて深く深呼吸しよう。(高城剛『黒本』)

高城本2冊目です。「日本の真実」についてのQ&Aからまとめた『黒本』。質問内容は多岐に渡り回答は具体的です。何をやっているかというとこの国の息苦しさの仕組みを暴いて息をしやすくしています。システムに対する傾向と対策ですね。

僕自身はfacebookを活用していないのですが、その理由は「幸せ」と「楽しみ」を見つけられなかったから

これ、ほんとに共感します。Facebookには幸せがない。本能的に避けたくなる何か、すさまじい渇きが渦巻いているように感じるのです。といって明日には楽しく活用し始めるかもしれませんが笑。高城さんはSNS全般にコミットしない方針のようです。

日本では、音楽性よりも「若さ」のようなものが産業に年々なっていると、残念ながら感じます。これは、産業というより聞き手の問題であり、高齢化社会の反動なのかもしれません。

今の日本の映画産業は、一見テレビ局が仕切っているように見えますが、そうではなく、一部の芸能プロダクションが仕切っているのです(実は、テレビドラマの映画化も芸能プロが考えています)。芸能プロの目的は、良い映画を作るというより広告のためのイメージ作りが映画出演の目的です。

 

広告のためのイメージづくりの映画がおもしろいわけはありません。広告って最悪です。楽しさではなく欲を追うことで自分の首を締めている。古いです。終わってます。下世話な憶測ですが、エリカさんが高城さんと結婚した理由がこの箇所を読んでわかりました。こういうことを説かれて心酔したんだろうと。でも彼女は闇の世界に戻ってしまいました。童話のようなお話です。

 

この「なにかに依存する心」を求める人は、今後ますます増えることになると僕は思います。それは、「自分を見失ってしまうから」起きることだと思います。その原因は、日々社会が「愛」も「お金」も「友情」も「モノ」も「情報」も「つながり」も、「あなたは不足してますよ!」と訴える仕組みでできているからです。

現在、多くの人は「自分は不足している」と感じている上に「もう補えない」と思っているので疲弊しているのです。

 

(同上)

本当にその通りです。「不足していますよ!」というメッセージでなんとかやってきたのがこの近代というものです。脅迫以外の何ものでもありません。

「あなたにはあれもこれもなにもない。どうするんですか!……安心してください、ここにいいものがありますよ……」

なんておもしろいゲームでしょう。みんなが初めから気づいていたらこのゲームはできなくなります。

 

脅迫する側の人たちは、馬鹿なみんなが気づくわけないと高をくくりながら、内実そのことをものすごく恐れています。恐れがどれほど機能するか我が身を持って知っているから、脅迫するのです。対抗する方法は、彼らさえ知らない真実を見ることです。認識から始まります。何を認識するのか。次のことです。

 人生は、楽しむものです。

多くの日本の20代の方にお会いすると「人生の楽しみ方」を知りません。

今の日本の社会が「楽しむことはあまり良くないこと」と、どこかで決めつけているからです。

人生は楽しむもの。この根本を忘れてどれだけの時間と空間をさまよったことでしょう。生まれたての赤ちゃんは知っています。私たちは楽しむために生まれたのです。問題解決するためではありません。足りないものを満たすためではありません。いいとか悪いとかじゃなくて、事実です。

壁は巨大ではないですよね。そのように「設定」してしまっていることが問題なのです。

一体、どのようにして頭の中の「設定」フラグの立て方を変えればいいのでしょうか?
僕がオススメしているのは、頭の問題は身体で解決する、という方法です。
ジョギングでもウォーキングでもなんでも構いません。決まった時間に決まった距離を走り、その距離を少しずつ伸ばしていきます。なにも考えずに黙々と走っても、音楽を聴きながら走っても、悶々と悩みながら走っても構いません。今日はもう走れない、と思ったところからあと100メートルだけ走ります。信じられないかもしれませんが、ほとんどの場合、これを数ヶ月続けることで、ご自身で作った巨大な壁の「設定」を変えることができるのです。
頭のなかにある「できない、無理」の壁を乗り越える具体的方法です。村上春樹的ですね。

どんな女性に魅力を感じますか?

タフだけどチャーミングな人。

ふーんと思ったけど、じわじわきます。同感!

[本]楽しむために私は生まれた。(高城剛『魂の再起動』)

高城剛さんっておもしろい方ですよね。何年か前に『ヤバいぜっ!デジタル日本』を読んで「おおー」と思った記憶があります。でもそれ以来ご無沙汰でした。今回またしてもKindleUnlimitedでたくさんの高城本が提供されていたので、読むことができました。これからいくつか紹介したいと思います。今日ノックするのは『魂の再起動』です。

直観に従う、気はつながっている

なぜ、そこまで荷物を削減して、また、住む場所を変えようと思ったのですか、と最近聞かれることが多くあります。僕の答えはただひとつ「直感」です。

直観を大事にすること。自分の本当の声に従うということですね。

実は物事は常にフラットだから、いま受け取ってる逆の意味も必ずある。

これはほんとそう。無意味なものに意味づけして判断しているだけです。それで大騒ぎしているのだからおもしろいですよね。

実ははじめから全部つながっていて、つなげているのが気なんだと思います。ネットワークっていうか。言い換えれば、宇宙の奥からその辺の草花まで、全部気でつながっていて、ひとつ。それを、ふとわかることを「気がつく」というのではないでしょうか。

「気がつく」のはなぜか。もともと、気でつながっているから。つなげるために努力する必要はありません。

3歳の自分に戻る、いや生まれたての自分に!

最近の僕は、3歳の自分がそれを喜ぶかなと考えます。

 

佐藤 子供の頃に、誰からも言われずに得意だったことって、前世から培ってきた記憶が勝手に動いてる状態なんですよ。それは魂の持ってるデータで。それが天職。天から与えられた職業。
人間の生命エネルギーが一番強いのは、生まれた瞬間なんです。だからそこにどう戻るか、ということを常に考えないといけないんですよ。しかし、変わってしまいながら人間は成長していきますよね。ほんとは逆で、どう生まれたときのことを思い出せるかが一番大事。

 

生まれた瞬間がその人の本来の状態だから。考え方や体質や、魂の状態も、どうやったらそのときに戻れるか、が一生の課題なんですよ。年齢とともにノイズばっか増えてしまってるからね
赤ちゃんは全身エネルギーの塊

もともとが完全無欠という考え方は「直観に従う」、「気づくとはもともとのつながりに気づくこと」とつながりますね。現代〜未来の思想はこの方向に向かっています。初めから「ある」という考えです。そのことに気づけなくさせているゴミやノイズがあるだけだから、それをクリーンにすればいい、というわけです。だから魂の再起動ですね。

「3歳の自分が好きだったことことを思い出してみよう」までは常人でも理解できますが、「生まれた瞬間に戻る」ところまでいくところがすごい。ある意味では理解できますし、まさにこれからの思想だと思います。でも、生まれた瞬間が可能性としての完全なエネルギー体であるならば、それが成長して現実態となることも必然ではないでしょうか。ノイズという経験を含めて現実を味わっているのではないかな。ノイズも含めて完璧です。

楽しむために生まれた!

人と関わるときでも、なにか考えるときでもいいけど、楽しいと思うことをやる。欲望にとらわれないで楽しいと思うことをやる。それが儲かるからやるんじゃなくて、お金はさておき、楽しいかどうか。

高城さんがおもしろいのは、この「楽しいと思うこと」を徹底してやっているから。

生まれたての自分は、楽しむために生まれたことを知っていたはずです。だから、赤ちゃんはものすごいエネルギーを持っている。そう、楽しむために生まれた! そのことを覚えておきましょう。

 

[本]ワクワクすること全部やれ!才能は関係なし!(『ソース~あなたの人生の源は、ワクワクすることにある』)

KindleUnlimitedに入っていたので読みました。といっても、スピ本の世界では名の知れた本であり、前から読んでみたかった本です。

 

「ワクワク」といえばバシャールですが、このソースは「ワクワク」の現実的応用法、使い方の注意点について書かれています。ワクワクすることをリストアップして「全部やれ」というところが特徴です。全部やることで思わぬ化学反応が起き、道が開けていくというわけです。本当にやりたいことを、と純化していくのではなく、下手くそでもとにかくやってみるというのがいいですね。

 

この本の日本での発行は1999年ということでそんなに昔でもないのですが、時代を感じるのは、「おかしいと言われても意に介さずやってください」的な熱い雰囲気が随所に出てくるところです。
「ワクワクすることをやろう、それでいいんだ」というメッセージが、今よりももっと先鋭的で、珍しいものだったのだなと感じます。その分、熱心に励まし勇気づけようとしてくれる著者の温かさが伝わってきます。99年にこのメッセージを発していたことはやっぱりすごいことだなと思いました。2016/09/08現在もKindleUnlimitedに入っていますので、ぜひ読んでみてください。

 

「適性があると言われたからといって、それをする必要もなければ、好きになる必要もない。しかし、適性がなくてもワクワクすることなら、やったほうがよい
世間には能力に関する誤った通念があって、高収入を得、社会的地位や名声を獲得するには才能や能力が必要だと信じられています。
しかしこれはまったくのウソです。
適性のあるなしはまったく関係ありません。大切なことはただひとつ。自分をワクワクさせることや夢中にさせてくれるもの、幸せな気持ちにさせてくれるものをいちずに追い求め、実行することです。そうすれば、その他のことは自然にうまくいくのです。
才能とは見る人が勝手に決めることではないのでしょうか。

まず数多くあるワクワクが何かを見つけます。つぎにそれをすべて同時に生活に取り入れ実行します。それぞれのワクワクに同じ量の情熱をそそぎます。目標ではなく、方向を定めて、小さな一歩を踏み出します。