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『バビロンの大富豪』に学ぶ〈奴隷→大富豪〉への道

ひとつきほど前からお金についての意識改革に本格的に取り組み始めたところ、いやはや、すごい本に出会いました。2017年上半期のベストです。

オーソドックスでドラマチックな大富豪の教え

原書はなんと1926年刊行。お金持ち本の古典と言っていいでしょう。そのうえ、舞台はメソポタミア文明の栄えた古代バビロニア王国。「そんな古い本、ものすごく時代がかっているんじゃないの…?」という声が聞こえてきましたが(幻聴)、ご心配には及びません。むしろ、教えはきわめてオーソドックス。

たとえば、

  • 収入の一割は自分のためにとっておく
  • お金が貯まったら適切な投資に回す
  •  投資は財を成した先輩の意見を聞いて適切に選ぶ
  •  優柔不断は禁物
  •  幸運はチャンスのあとにやってくる(だからまずチャンスをつかむこと)
  •  労働は喜びであり、未来を開くもの

という感じで、どれもどこかで聞いたことがあるものばかり。でも、なんだかやたらと魂に響くのがこのバビロン本の不思議。その謎はおそらく物語の持つ説得力のためです。

市民が放埒のために身を滅ぼして奴隷となり、再び誇り高き市民として生き直して財をなす物語(第七話)や、運悪く奴隷になっても懸命に喜びをもって働き、奇跡的なチャンスを掴む物語(第九話)など、どのエピソードも涙なしには読めないほどドラマチックです。読みやすくて、あっという間に読めてしまいます。

第七話より少しだけ紹介。

最期に目にするのはこの平和な静けさなのだろうか。死を前にしてわしの心はかつてなく澄み切っていた。自分の肉体はたいして大事なものではなくなったようだった。干からびて血のにじんだ唇も、渇ききってふくれあがった舌も、空っぽの胃袋も、前日までの耐え難いほどの苦痛がすべて消えてしまっていた。
気の滅入るような砂漠をもう一度見やると、そこでもう一度、例の質問を自分に投げかけた。
自分の魂は奴隷のものか、それとも自由人のものか。

さあ、この人はこのあとどうなるんでしょうか。(さっき財を成すと書いてしまった…)死を目前にした砂漠で起きる奇跡とは?! ワクワクさせる展開で、スピ的な皆様にもぜひ読んでもらいたいです。

日本のサラリーマン、バビロンなら普通に奴隷

さて、この本を読んでもらうとわかりますが、「奴隷」という境遇は現代を生きる私たちにとって、まったく他人事とは思えません。

当時の奴隷は一口に奴隷といってもさまざまで、食事も寝床もろくに与えられずに朝から晩までレンガ運び等の過酷な労働を課せられる奴隷から、パン屋さんの住み込み職人で工夫して売上を伸ばして歩合給を得ているような市民風の奴隷までいろいろ。

つまり現代でいうと、ブラック企業とホワイト企業に務めるサラリーマンという感じ。ひいひい言いながら働けど暮らし楽にならずだったり、仕事は楽しいけど、安定を捨てて自由人になろうか迷っていたり……わかるわかる、という感じ。だからこそそれぞれが大富豪へと歩んでいく姿は共感できるし、なんだか身につまされるのです。

大富豪への道

肝心の奴隷から大富豪への道ですが、まず重要なことは、まずお金持ちになるんだと決めることだそうで、これもよく聞く話ではあります。必死で働いてもいつまでもラクになれない、もうこんな暮らしはいやだと思ったコッビは大富豪になった友人のアルカドに教えを乞うことに決めます。そのとき、こんなシンプルなことに気づきます。

「おかげでまた一つ悟ったよ。俺たちはなんで金に恵まれたことがないのか。その理由もはっきりしたよ。それは今まで俺たちは富を求めたことが一度もなかったからなのさ。」

コッビは優れた演奏家になろうと思って努力してきたけれど、お金持ちになろうとはしてこなかったことに気づいたのです。

アルカドが教えてくれた黄金法則は上に書いたオーソドックスな教えに代表されるものです。古い本なので英語のWikipediaに要点が書かれています。自動翻訳でどうぞ。大事なことは、学んだ黄金法則を地道に実行していくこと。それについてはこんな例があげられています。

例えば自分で『百日の間、街へ入る橋をわたるとき、道路から小石を一つ拾って川の中に投げ入れることにしよう』と決めたとすれば、そのとおりにするのだよ。七日めにそのことを忘れて橋を通り過ぎてしまったとすれば、『明日石を二つ投げ入れれば同じことだ』とはしないのだ。その代わり、戻って石を投げる。

意志の力です。普通の人は明日でいいやと思います。というか普通の人は橋を渡る時小石を投げ入れることにしよう、などと思いません。でも、大富豪になる変人はそうしようと決めて意志の力でやりつづけるのです。

ほかに「無駄なものを買うな」、とか、「財産はちゃんと守れ」、とか、「人を助けようとして自分まで潰れるな」とか、教えはとてもシンプルです。このシンプルさがいいのです。こんなんで大富豪になれるか!?とお思いでしょうか。私はなれるような気がしました。このシンプルなことを守れてないからです。まあとにかく言われたとおり、やってみることにしましょう。

おわりに

特に感動する箇所ではないところで何度も鳥肌が立つ本です。「もしかして自分はバビロン人の生まれ変わりでは!!」 と思えるほど……。何度も読み返したい名著です。

 

ここでいう行動不要論とは…

ここでいう行動不要論とは
 「ちょっとでも嫌だとか面倒だと思うことは一切やるな」
 っつうことだよ。
 ……

次から次にやりたいことがでてくる、生きてるのが楽しくてたまらない。
 人生ってのはそれでいいんだよ。

……
 したくないこと、やりたくないことは、やらなくていいんだよ。
 もし本当にそうだとしたら、wktkしてこないかね?

逆に、この考え方のどこか罪悪感みたいのを感じるとしたら、たぶん、それこそがカギだ。
 そしてその観念は変えられるよ。

kodofuyo.seesaa.net

いやはや、すばらしいですな。小さなやりたいことのわらしべ長者になればいいわけです。シンプルです。

 

行動不要論者さんの(そもそもはエイブラハムの)17秒メソッド☆も素晴らしいし、即効性があります。

☆願いが叶ったときにどんな感覚になるかな〜と17秒間浸ってみるメソッド

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