過去も未来もいらない

ハッピーさんが「未来を捨てろ」というかっこいい発言をしていて、かっこいいし、わかりやすいな、と思っていた。別の日、子宮委員長が「あなたが捨てたいものは?」と質問していて、「うーん、過去」と思った。過去も未来もいらない。

過去といえばノートを捨ててしまうので、日記的なものはほとんど直近の半年分くらいしか残ってない。手帳のたぐいも去年のものも捨てるので、いつどこに旅行したとかもわからなくなる。調べようと思えば誰かが知っている。でもどうせ聞いても忘れてしまう。

自己啓発本などを読むと、「ノートは大事。なんでもメモってとっておこう、ヒントがいっぱい詰まった宝物だよ」的なことが書かれてて、ノート自体はほっといても書くのでそうかーと思ってとっておくのだけど、だいたい読み返すと、おもしろいと思うこともあるけど、そこに漂う淀みにどっと疲れる。私のノートはアイデアとかそういう爽やかなもので構成されていないし、特に活かせた経験もない。だいたい過去に思いついたことでそのときやらなかったことを、いまさらやる気がしないし、過去の自分に全然期待ができない。

それで数ヶ月に一度、身にまとわりつく重さを感じて捨てる。昔は本の引用が見つからなくて困ったりしたけれど、インターネットのおかげでだんだんそれも減ってきた。

思考をやめていくとノートはどうなるだろう。ドロドロしなくなるのか。書かなくなるのか。でもブログは書いている。なぜかわからない。なんとなく出してしまいたい気分で書いている。別に深い意味はない。映画のレビューとかはどうなるんだろう? 過去のブログの記事はほとんど全部消したくなる。それもあんまりかと思ってまだ多少残してはいるが……。

私が過去を捨てたいとやたらに思うのは未来に未練があるからだと思う。過去も未来もいらないと本当に心から思えたらどれくらい心が軽くなるだろう。それはちょっと楽しみだ。