生の緊張からの解放 | 映画「アバウト・タイム」

最近見た映画について投稿しているのは、これが書きたかったからだ。でもなんとなく順を追って書いた。

それが「アバウト・タイム」という映画。

これが、映画としてはどうも散漫な部類に入るんじゃないかなーと思うけれど、すごくいい映画だ。書かれている内容がいい。ためになる。映画というのは、本来そういうものではない(ためになるとかじゃない)という固定観念があるけどまあそれは偏見というか、映画がためになってもいい(笑)。

注意:この先は全部書いちゃうので、聞かずに見たい人は見てください。アマゾンプライムビデオでも見れます。

普通に生きてる(普通でもないけど)冴えない青年が、実は過去にタイムスリップする遺伝的能力があると知る。で、ちょっとしたヘマなどを修正して、なんやかんやして、運命の人に出会い、恋をして、家族を持ち、というような話。ここまではまあ、ファンタジーをはらんだいい話で、最終的に、この能力の秘訣みたいなことが語られ、それがとてもいい。

どういうことかというと、平凡な一日が終わる時にもう一度その日の始まりに戻って、やりなおす。そうすると、緊張がとれて、なんでもない一日をすごくよく味わえるよ、という。一度目はへとへとで疲れ果てた一日だったのに、二回目には同僚を気遣って冗談を言えたり、コンビニの店員の顔を見て「ありがとう」と言えたり、建物の内装の美しさに気づいたりする。で、最後には、あーいい一日だったなーとなる。

そうして、もう過去に戻らなくても、未来から来てこの瞬間を味わっていると思って今日を生きることができるようになったよ、という話。

生の緊張からの解放。おお。気づきにくつろぐ? おお。