[本]ベストセラー『嫌われる勇気』改めてがっつりまとめました

言わずと知れたベストセラーです。売れたからといって色あせることのない、中身の濃い本をがっつりまとめました。

私には、世界を変える力がある。
その力を取り戻すための本。

どうすれば人は幸福になれるのか? その問いにアドラーは答える。過去の原因ではなく、現在の目的を考えること。そして他者からの承認ではなく、他者への貢献を志向することによって、と。幸福になる勇気を持つことは、世界を変える力を取り戻すことにほかならない。

 

章ごとのまとめの一言

  1. 原因ではなく目的から問題を見ることで、自分自身に人生の決定権が戻ってくる。
  2. 劣等感は主観的なもの。他者との比較、競争は不幸の素。
    劣等コンプレックスによって、人生のタスクから逃げるという目的を達成していることに気づけ。
  3. 承認、評価を求めて生きることは不自由そのもの。それは他者の人生を生きること。
    自分の人生を生きるとは、見返りを求めず、嫌われる勇気を持って自由に生きること。
  4. 共同体感覚(全体の一部としての所属感)を持つことが幸福への鍵。
    行為および存在のレベルにおける他者への貢献感を持つことで、共同体への所属感を獲得することができる。
  5. 「いつか」特別な人間になるのではなく、「いま」普通を受け入れ、「ここ」で真剣に踊る。
    自分だけの自由な人生を生きるそのとき、導きの星となるのは「他者貢献」。
    私が変われば、世界が変わる。
フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示する。(紀伊國屋書店HPより一部要約)

第1夜 トラウマを否定せよ

  • 人は変われる。過去の原因ではなく、現在の目的を考えることで(原因論から目的論へ)。
  • トラウマの否定:○○だから外に出られない→外に出たくないから不安を作り出す。引きこもれば、注目され大切にされる。
  • 人は何かしらの目的に沿って生きている。
  • 不幸であることを「善」として選んだから不幸。
  • ライフスタイル(性格や気質)は選ぶもの。人は今変われる。今、幸福になれる。
  • 必要なのは、ライフスタイルを変える「幸せになる勇気」を持つこと。

◎原因ではなく目的から問題を見ることで、自分自身に人生の決定権が戻ってくる。

第2夜 すべての悩みは対人関係

  • 自分を嫌う原因ではなく目的を考える、例:可能性の中にいられる、傷つきたくない
    (自分を嫌い、対人関係に踏み出さない人間になれば、傷つかずにいられる。拒絶されても理由づけできる。)
  • 主観的事実としての劣等感(優越性の追求、向上したい):自然なもの。
  • 劣等コンプレックス(○○だからできない):見かけの因果律。本当は成功するのが怖い、変わりたくない(=勇気の問題)
  • 偽りの優越感:劣等感の裏返し
  • 不幸自慢:特別さの追求
  • 同じではないけれど他者とは対等。健全な劣等感は理想の自分との比較。
  • 対人関係の軸に「競争」があると、他者=敵。不幸。他者全般、世界が敵。人々は仲間。
  • 罵倒されたらその人の目的は何かを考える 例:勝つことによって自分の力を証明したい
  • 権力争いには決して乗ってはならない。
  • 対人関係のなかで「わたしは正しいのだ」:権力争いに足を踏み入れている
  • 「あなたが正しいと思うのなら、他の人がどんな意見であれ、そこで完結するべき話」
  • 人生の目標
    • 行動面
      1.自立すること。
      2.社会と調和して暮らせること
    • 心理面
      1.私には能力がある、という意識。
      2.人々はわたしの仲間である、という意識
  • 人生の目標は、人生のタスクと向き合うことで達成できる(人が社会的な存在として生きるとき、直面する3つの対人関係。)
  • 仕事、交友、愛の3つのタスクから「人生の嘘」によって逃げてはならない。
  • 「人生の嘘」: ○○だから嫌い。本当は嫌いたいから理由つけている。

◎劣等感は主観的なもの。他者との比較、競争は不幸の素。

◎劣等コンプレックスによって、人生のタスクから逃げるという目的を達成していることに気づけ。

第3夜 他者の課題を切り捨てる

  • 自由とは何か:他者から嫌われること
  • 承認欲求の否定:他者の期待を満たすな。あなたの期待を他者に満たさせるな。
  • 課題の分離:結末を引き受けるのは誰か? 他者の課題に介入するな、自分の課題に介入させるな。
  • できるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」だけ。評価は他者の課題。
  • 自分の生き方を貫く。「自由とは他者から嫌われる勇気」
  • 対人関係のカードはいつも私が握っている。

◎承認、評価を求めて生きることは不自由そのもの。それは他者の人生を生きること。

◎自分の人生を生きるとは、見返りを求めず、嫌われる勇気を持って自由に生きること。

第4夜 世界の中心はどこにあるか

  • 共同体感覚:過去現在未来の宇宙全体を含む共同体において、他者は仲間であり、そこに自分の居場所があるという感覚
  • 自己への執着を他者への関心へ切り替える。
  • 世界の中心ではなく、共同体の一部としての自己。
  • 何を与えてくれるか、ではなく、何を与えられるか。→所属感の獲得。
  • 困難にぶつかったらより大きな共同体の声を聞け。
  • 横の関係に基づく援助=勇気づけ
  • 大切なのは、他者を「評価」しないこと(評価=縦の関係)
  • 素直な感謝、尊敬、喜びの言葉。感謝されたとき、自らの貢献を知る。
  • 共同体への有益さ、他者への貢献→自分の価値の実感→ありのままの自分を受け入れ、タスクに向き合う勇気を持てる
  • 自らの主観によって他者への貢献を実感する。
  • 他者の行為の価値ではなく存在価値を見る。
  • 対等な横の関係を作る。関係は相手によって変えることはできない。横か縦どちらかしか選べない。

◎共同体感覚(全体の一部としての所属感)を持つことが幸福への鍵。

◎行為および存在のレベルにおける他者への貢献感を持つことで、共同体への所属感を獲得することができる。

第5夜 「いま、ここ」を真剣に生きる

  • 共同体感覚を持つための3つのキーワード
    1.自己受容:肯定的なあきらめ。できることできないことのみきわめ。
    2.他者信頼:他者を無条件に信頼する。裏切るか裏切らないかは他者の課題。問題は、わたしがどうするか。
    3.他者貢献:仕事。役立つことで自分の価値を実感する。
  • 幸福=貢献感。存在するだけでも持てる(主観的なもの)。
  • 人間の最大の不幸:自分を好きになれないこと
  • 行為、存在のレベルにおける他者貢献の主観的感覚→自分を好きになれる
  • 承認欲求を通じて得られた貢献感:自由がない
  • 他者からの承認はいらない。
  • 普通であることの勇気:優越性を誇示する必要はない。
  • 人生は連続する刹那。山頂に到達するための登山ではない。
  • 目的地は存在しない、エネルゲイア的(現実活動的)人生。ダンスするように生きる。
  • 過去でも未来でもなく、「いまここ」にスポットライトを当てる =物語の否定。
  • 人生の意味は、あなたが自分自身に与えるもの。
  • 「他者に貢献するのだ」という導きの星さえあれば、迷わない。何をしてもいい。
  • 私の力は大きく、世界は私によってしか変わりえない。

◎「いつか」特別な人間になるのではなく、「いまここ」で普通を受け入れ、真剣に踊る。

◎自分だけの自由な人生を生きるそのとき、導きの星となるのは「他者貢献」。

◎私が変われば、世界が変わる。

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