「架空OL日記」という幸福なファンタジー
今、私の中で第二次夏帆ブームがきていて、時間があると出演作をいろいろ見ています。そのきっかけになったのが、この「架空OL日記」でした。
録画されていたものをなんの予備知識もなく見始めたので、「え、なんなの? なんなの?」と ...
不穏な愛、破滅する日本ー映画『風立ちぬ』についての覚書
なぜかいま突然、宮﨑駿の「風立ちぬ」について書いてみたくなった。日本はやばいよ、という話題をツイッターなどで見るたびに、「ニッポン、ハメツする」という台詞を思い出すのだけど、会社で言ってもぽかんとされる。あの映画で一番印象に残ったのは ...
エゴの克服は映画になるか?(『リボルバー』)
これも精神世界的世界観が露骨な映画で、『バニラ・スカイ』よりも直球だし、普通に見たら馬鹿らしく思えるのではないかと思う。一応、楽しく見たが、そのあとに『キラー・インサイド・ミー』などの映画らしい映画を見るとやはりちょっとどうかと思う。 ...
必然性に対する安堵の感覚(『キラー・インサイド・ミー』と『スライディング・ドア』)
『キラー・インサイド・ミー』(原題: The Killer Inside Me)を見た。(以下ネタバレあり)
幼年期のトラウマを引きずるサイコパスによる連続殺人。淡々とした描写、サクサク非情な殺人が ...
ミラクルひかるの愛と挑戦
ミラクルひかるがいる限り、「宇多田ヒカルものまね」というジャンル一帯は絶えず火炎放射器で焼き尽くされ、草一本生えない。自明である。しかし私が、ミラクルひかるの才能に本当の意味で触れたのは宇多 ...
愛するということはだいぶ狂気に似ているということがわかる素晴らしいドラマ。(「愛するということ」(’93))
「スーパーサラリーマン左江内氏」のキョンキョンの無駄遣いについて書いたら、いつのまにか93年のドラマ「愛するということ」を見ることになり、見始めたら止まらず、最後まで見続けて回によっては繰り返し見た。
このドラマ、中学時代 ...
井森美幸とモンダミンの闇
1人のタレントを何年にも渡って起用しつづける企業が好きだ(永谷園の和田アキ子と赤いきつねの武田鉄矢は除く)。沢口靖子のリッツ改めルヴァンは、変えないことに意義がある。伊藤園も海老蔵が喧嘩してボコボコにされても切らなかったの ...
沢口靖子の可能性とヤマザキビスケット
沢口靖子といえば、CSI京都こと「科捜研の女」。あるいは、ナビスコリッツ改めヤマザキビスケット「ルヴァン」と、ひとつの仕事を飽きずに長く続けるイメージがある。一方で何を考えているかさっぱりわからないし、私生活も謎だ。
以前 ...