多読・速読は武器になる! 5ステップでできるアウトプットのための速読術

多読は武器になる。

書評はブログでも人気ジャンル。コンスタントに書評記事を書くには、何よりもまず本を読むことが必須。もし一日一冊読めれば、ブロガーとしてかなりの強みになる。もちろんブロガーだけではなく、大量の情報のインプットは、ビジネスでも学問でも大きな武器になることは間違いない。

とはいえ、時間は無限ではない。私も、書評記事を書こう書こうと思いながら日記記事よりハードルが高く、つい後回しにしてしまっているのが現実。

必要なのは、アウトプットを前提としたインプット

必要なのは単なる速読ではない。自分が必要としている情報を効率的に把握し、次のステップへスムーズにつながる読書だ。ブロガーなら書評ブログを書くことを前提としたインプットが求められる。

 

『あなたもいままでの10倍速く本が読める』再入門

そこで本棚に眠っていた『あなたもいままでの10倍速く本が読める』を再読した。5年ほど前に読み、当時はこの方法でかなりの本を読んだ。読書に対する感覚は大きく変化したが、細部の方法は習慣化されずに抜け落ちてしまっていたことがわかった。

どのような本か

一言で言うと、読書の概念を覆す本。ふつうの読書が直線的で、積み上げ式な理解だとすると、フォトリーディングは全体的で、マッピングするように理解していく。不完全な読みを恐れながら行う完璧主義の重苦しい読書から脱出できる。フォトリーディングは初めから不完全な読書だ。冷静に考えてみれば、本のすべてを理解する必要はない。自分にとって必要なことを知ることができればいいのだ。完璧主義はむしろ害。とりあえず、インプットして、自分の脳にどこが大事か聞いてみる。アウトプットを前提とするこの方法は合理的だ。

有名人の経験者

有名人にもフォトリーディング経験者は豊富だ。本書の監訳者でビジネス書作家の神田昌典はもちろん、勝間和代もフォトリーディングを習得し大きな効果を実感している。ホリエモンもこの本由来かはともかく速読術を習得している様子。

フォトリーディングのイメージ

速読術やフォトリーディングというと、次々にページをめくって「はい読了」というセンセーショナルな部分に注目が集まることが多い。実際、フォトリーディングは1ページ1秒でページ全体の視覚情報を頭に入れていく読書の手法。

でも、それだけではない。ポイントとなるのはフォトリーディングの前に行う準備、プレビュー、そして後に行うアクティベーションだ。

フォトリーディングの手順

  1. 準備:まずは精神と環境を整える。フォトリーディングは集中とリラックスを必要とする。「みかん集中法」(後頭部の斜め上にイメージのみかんを置いて、そこに意識を持っていく)などがユニーク。
  2. プレビュー:本は本文からいきなり読み始めないこと!表紙や帯の文言、目次や全体の構成を確認する。本によって項目立ての仕方や図版の入れ方、コラムなどがある場合がある。そういう特徴をざっくりつかむ。
    パラパラとめくりながら疑問点やキーワードとなる言葉を見つける。ただしここで語の定義を探して確かめたり、疑問を解こうというモードに入らないこと。プレビューにかける時間は約5分ほど。
  3. フォトリーディング:1ページ1秒のスピードでめくっていく。その際、あらかじめ「フォトフォーカス」といわれる独特の視野をつくる。1秒で「読む」ことはできない。視覚情報を脳に直接送り込むだけ。
  4. アクティベーション(活性化):フォトリーディングのあと20分〜ひと晩あけて行うアクティベーションはフォトリーディングシステムのキモ。フォトリーディングが脳の働きを意図的に押さえていわば画像処理をしていくのに対し、アクティベーションは脳全体を使って行う。
  5. 高速リーディング:4までで不安な場合はスピーディーに読む。普通の読書に一番近い。仕上げの読書。

アクティベーションのキモ

アクティベーションについての補足。ここでは知りたいこと、求めていることを脳に対して質問する。つまり、フォトリーディングで得た情報はすでに脳の中に入っていると考え、それを引き出すトリガーとして、実際の本を使って以下を行う。

  • スーパーリーディング:スピーディーにめくっていって直観が教えてくれる「ここだ!」という箇所を見つける。
  • ディッピング:見つけた「ここだ!」という箇所に飛び込む(読む)。
  • スキタリング:アメンボのように視線を動かして、「ここだ!」を探す。
  • マインドマッピング:頭のなかにあるデータを描き出す。

応用編:シントピックリーディング

フォトリーディングをレポート作成に応用する「シントピックリーディング」もおすすめ。

目的に合わせて課題図書を複数選び、すべてをフォトリーディングして、アクティベーションする。スピーディーでシンプル、かつ強力なレポート作成技術。より詳細な手順は本書にある。課題図書が重くのしかかっている学生さんはぜひ読んでみて。

苦しい読書、さようなら。

フォトリーディングはスキル。スキルは使って磨き自分のものにしていくことが大切。違和感がなくなるまで、「使って、使って、使いまくること!」

自己啓発書としても優れた本

分厚い課題図書や書類の山、読まなければならない文字情報に私たちは日々圧倒されている。いってみれば情報に対して受け身な状態で「読まされている」。このスキルは自分が問題意識を持って取り組む主体的な読書、情報処理への転換を勧めている。

インプット能力が向上することは、学び、成長して「選択肢が増える」ことでもある。自分の可能性を広げてくれるフォトリーディング。おすすめです。

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