「人生の目的」とはなにか

エックハルト・トールの「ニュー・アース」の日本語版の副題は、「意識が変わる、世界が変わる」だけれど、英語版は ”Awakening to your life’s purpose” だ。「人生の目的に気づくこと」という感じだろうか。

DVD「エンライトメント 〜人生の目的〜」も、副題は(こちらは大きく変えずに翻訳されていて)、”Finding Your Life’s Purpose” だ。そもそもこのDVDは「ニュー・アースシリーズ・DVD」の三作目で、そこにも「目的」という言葉がキーワードとして挙げられているということになる。

今していることをすること

DVDのなかで、「あなたの人生に時間が存在しないとしたら目的は何になるのか」とエックハルトは問う。彼は自分で答える。「第一の目的は、今していることをすることだ」と。講演の観客の第一の目的は、「この椅子に座って話を聴くこと」。このブログを読んでいる人ならば、スマホかPCのモニタを見つめて、このブログを読むことになるだろう。とてもシンプルだ。そう、ここで語られるメッセージは本当にシンプルなことなのだ。私たちの人生の目的は、今していることをすることだというのだから。

エックハルトが言い換えるには、それは、
「100%いまここに在ること」
「今この瞬間と内面的にひとつになること」
「あなたが今どこにいようと、そこがあなたのいるべきところだと理解すること」
「あなたが「今ここ」で何をしていようとやることになっていたことだと理解すること」
「あるがままの今と調和して生きること」
でもある。

「そうすれば、あなたのすることは何一つとして、目的のための手段となることはなくなる」

「地獄への道」を行くのではなく

 

「地獄への道は善意で塗り固められている」とは、エックハルトによれば善なる意志が破壊をもたらすことを意味している。「目的」はふつう、未来に達成して今より豊かに、幸せになろうという善なる意志に基づいている。それが今を否定し、いらいらを生み、不幸の原因になるとは驚きだが、日々を振り返ってみればまさしく真実だとわかる。

さて、そこで質問すべきは、「なぜ私は第一の目的を生きてこなかったのか?」ではない、とエックハルトはいう。そうではなくて、「私は今、第一の目的を生きているだろうか?」であるべきだという。