[本]熱中型充足と忘れることの効能(高城剛『白本 弐』『黒本 弐』)

高城さんの本は一気に読めるだけ読んで、自分の中の過熱は収束に向かったのですが、あまり記事にまとめられていないのが心残り。特にいくつか記しておきたいものがありましたので引用しつつ紹介します。

先週、東京滞在中の僕は毎日秋葉原にラジコンのパーツを買いに行っておりまして、行き帰りの地下鉄で、あと2週間後に発売になる新刊の原稿をバリバリと書き、駅に着いたら一目散にラジコン屋に向かって、帰りの地下鉄でも再び原稿を書いて、宿屋で買ってきたばかりのパーツを組み上げる日々を続けています。気がつくと、ロクな食事をとってないことも多く、ラジコンと新刊執筆以外、何も考えていないことがわかります。というか、考えられません。なにしろ、秋葉原に行くには東京滞在中しか時間がなく、新刊発売日まであと2週間だからです(汗)。メール返信もとても無理です。よく覚えておりませんが、恐らく嫌なこともあったんだと思いますが、それを思い出す暇がありません。気がつくと、どうでも良くなってますから。嫌なことがあっても、死ぬ訳じゃありませんしね。それより、パーツ集めです!

 

『黒本 弐』

こういう熱中型の充足というのは昔から憧れがあります。ときどき自分も作業熱中式の悩みゼロ状態になるのですが、それが終わるとまた漠然とした悩み→自己探究に戻ってきます。まあ楽しいのでいいのですが。

ホリエモンにしても高城さんにしても、燃え尽きるということがないのでしょうか。普通の人は頻繁に燃え尽きて、また燃やす燃料と発火剤が必要になるので疲弊するのかなと思います。自分にとっての楽しさということがポイントでしょうかね。

また、同じように自分のことも覚えておらず、忘れてしまいますし、同時に今のことも考えていません。では、何をしているのか、と言われば、考えるという作業をせずに、分かるまでただ待っているのです。上手く言えないのですが、よく「ピンと来る」などという言葉で話しますが、時には「ピン」ではなく「ジワー」の場合もありますし……

僕の特技?というか問題のひとつに、過去のことをほとんど覚えていない、というのがあります。物事だけではなく、以前お会いしたとても大切な方や有名人、信じられないほどキレイな女性まで、失礼なことに80%は忘れてしまうのです。僕がたったひとつ才能があるとしたら、「悩みを深く考え込まない」ことだけだと思います。

『白本 弐』

忘れるという特質は本当に重要だなと最近強く思います。そして考えないというのもいいですね。さっき見たガンガジの動画でも、「最大の邪魔者は「私とは誰か」という問いであり、それは過去を思い出すことと未来を投影することから成っている」と言っていました。で、「ああ、過去のことをどんどん忘れる話いい感じだったよな〜」と高城さんのことを思い出しました(笑)。

忘れるからこそ、つねに燃えられるのかもしれません。さっき燃えたことを今はもう忘れていれば、「いつまで燃え続ければいいんだ!」とか、「次に燃えることは…」と考えることもないでしょうから。何かに熱中することは、過去や未来なしに起こることですもんね。

高城さんの本はKindle Unlimitedでたくさん読めるのでおすすめです!

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